『Trade-Related Intellectual Property Rights and BIODIVERSITY』
自由貿易下の知的財産権と生物多様性
THE THREAT AND RESPONSES: A THIRD WORLD VIEW
警告と回答：第三世界の観点から
Ｃｈapter 1: Introduction
The Rate of Loss of Biodiversity
警告
だが、なぜ生物多様性を保護することが、それほど大事なのか？
The Importanｃe of Biodiversity
Food/medicine resource
現在の食物供給は第三世界のサバンナや森に見られる生物多様性によるから。
Biodiversity, Indigenous Peoples and Local Communities: the Symbiosis
生物多様性は、"土着"の人々や地域共同体にとって、死活問題だ。
Recognition of the Role of Indigenous Peoples and Local Communities in Preserving
Biodiversity
農業従事者や"土着民"は、生物多様性を保護し、利用可能な植物の保存・開発・改良をし、食物や薬品のための知識の提供・開発に貢献すべきだと数々の国際機関による認識がある。
The Food and Agricultural Organizationの認識
The Convention on biological Diversityの認識
結果、持続可能な開発というcommitが、９５年NewYorkで採択された
Exploitation of Indigenous Knowledge
北半球の私企業は、"土着"の知識や技術を"開発"した。
A Storehouse of Green Treasures
世界で使われているdrugのうち、熱帯雨林出身のものについて、
数はたしかに少ないが、効果としては、とても重要な役割を担っている。
Chapter 2: Trade-Related Intellectual Property Rights
GATTの交渉はWTOを生んだ。ウルグアイランド交渉で、生物多様性の保護の重要さを確認、
持続可能な開発というスローガンを出した。
Undermining Third World Efforts to Revise IPRs regimes
Technological Protectionism
Chapter 3: Implications of TRIPs for Biodiversity
共同体の権利・知識・刷新・伝統的生活方式を壊したり、伝統的知識体系を認めないと、
結局は、生物多様性も、それを育んできた伝統社会もこわすことになるだろう。
Chapter 4: Dealing with the Implications
生物多様性条約の目的の達成を明らかに困難にするであろう、
このようなTRIPsの暗示をどのように取り扱うべきか？
The Response in the Context of the WTO
The Response in the Context of the WTO's Committee on Trade and Environment(CTE)
The Response in the Context of the Convention on Biodiversity(CBD)
結論として、CTEは、WTOの討議・和解メカニズムと、
世界貿易と環境政策が相互支持するようになるための、
マルチな側面からの環境に対する合意にいたる討議・和解メカニズムとの、
関係における問題に呼びかけることに合意した。
生物多様性と持続可能な開発を支持するような権利と義務を、CTEとCBDのもとで、確認することや、生物多様性と持続可能な開発とに関する全ての議事を、話し合う最適な場として、CBDを設立することは、第三世界にとって、とても、有効だろう。