三菱ＵＦＪ環境財団・神戸大学助成プロジェクト、ＥＳＤ対話シンポジウム

持続可能な環境？

現代の環境問題への取り組み、

そして公害問題の歴史からわれわれは何を学んだのか。

日時・場所　：　11月22日（土曜）　　　　　　10:00-17:00　　　神戸大学・国際文化学部、生協食堂

神戸大学ではESDをめぐり、さまざまな学部の協働で、教育・研究を推進してきました。今回は三菱UFJ環境財団からの助成を受け、一般の方も交えて、公開シンポジウムを開催します。このシンポジウムのために、神戸大学では公開授業が組まれ、学生たちは「アクション・リサーチ」として、さまざまな現場訪問やフィールド・ワークを展開してきました。ここでは現場を見た学生たちに一般参加の市民の方々も交え、環境問題に精通された先生方と、深い意味での「対話」をすることを目指します。さまざまな環境問題の現場での経験が、現在のポスト311的な状況のなかで、どのように考えられるのか、そもそも環境問題とは何か、持続的発展とはどういう意味かを問い直します。それはＥＳＤという「対話型教育」として、このような課題をパブリックな空間のなかで実践してみる試みでもあります。どうかふるってご参加ください。

プログラム

10:00-10:15  挨拶・開催趣旨　（末本・松岡、および松田・塚原）

(第１部：　基調報告：豊島の経験から持続的環境を考える）

10:15-11:00   石井亨氏（豊島住民会議、元香川県会議員）　

「豊島産業廃棄物不法投棄事件とは何だったのか、そのポスト311時代へのインプリケーションは何か？」

（テーマ１：　持続的環境についての具体的な取り組み）

11:00-11:30  伊藤明子氏、（アスベスト泉南訴訟、弁護士）、泉南の現場からの報告と論争点（仮）

11:30-12:00　加藤正文氏、（神戸新聞記者）、海外と尼崎、そして（神戸）震災アスベストの現状（仮）

12:00-12:30　松岡夏子氏、（ゼロウェイストアカデミー）、家庭ごみ減量最前線：日本と東南アジアの事例

（テーマ２：　歴史的視点・世界的視点からの問題提起）

13:15-14:00  Ｐ．ジョバン氏、（環境社会学、パリ第七大学）、「東アジアの公害研究の現状と問題提起（仮）」

14:00-14:45  宮本憲一氏、（環境経済学、大阪市大名誉教授）、「戦後日本公害の歴史的教訓」

(第２部：パブリック・ディスカッション・司会は塚原)

15:00-16:30  交流ディスカッション　「ワールド・サイエンス・カフェ」 (World Science Café cum Tutorial Discussion: WSCTC)、(KTM: Kobe-Tsukahara-Matsuda Method 方式) での全体の交流と議論

以上、一般からの参加希望者は、tsukaken2011@gmail.com　（国際文化学部・塚原研究室気付）まで、事前にメールでお申し込みください。

一般参加者は、11月22日のシンポジウム、および公開授業のみ参加が可能です。（フィールドや現地訪問への参加は、神戸大学の受講生のみです。公開授業についてはホームページなどをご覧ください。）　なお上記のワールド・サイエンス・カフェのため、氏名・住所・年齢・性別・所属などを返信の際に、お伺いすることにいたしますことはご了承ください。